スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
関連エントリー
この記事をクリップ!Yahoo!ブックマークに登録
BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - スポンサーサイト
関連エントリー
関連エントリー

「遭遇、梅佳代さん」~梅佳代写真展「ウメップ」シャッターチャンス祭りinうめかよひるずを観て ~

 コミックマーケットの個人的なリサーチと称して約5日間、東京に滞在し、その中で巡った様々な美術展やギャラリー。清澄白川の小山登美夫ギャラリーと同じビル内のギャラリーまで含めれば20近くの展示を見た中で、最もエキサイティングだったのが、梅佳代写真展「ウメップ」。いきなりの本人登場だけでなく、秋元康さんや、美術手帳の編集長さんなど、個人的な有名人祭りと化した会場で挑戦した、便乗取材の成果をご覧あれ!梅佳代展1

東京滞在2日目に、六本木界隈の美術展を一通り見終わり、そこで手にしたチラシを手に向かった梅佳代写真展「ウメップ」。表参道駅というおしゃれな感じの駅で降り、表参道ヒルズという、またも「ヒルズか!」と突っ込みを抑えながら向かった建物の地下3階。その会場前に到着した途端、目の前に赤いチェックのパーカーを着た派手目のおじさんが立っていた。

首からプレスパスを下げた人々に囲まれたその人は、どうやら現在、「AKB48」などのプロデューサーとして知られる秋元康さんらしい。最近の芸能事情には全く疎い人間にもそれぐらいは理解できるが、「だから別に」という感じで華麗にスルーして料金を払い、早速、展示を観るべく場内を巡ろうとした途端、今度は梅佳代さんがそこに立っていた。梅佳代さん「じいちゃんさま」

梅佳代さんに対する第一印象は、たぶん初めて彼女を見た人なら誰もが思うであろう、「背が高けー!」というもの。この日は踵の高い靴を履いていたということもあって、多分、168~9センチはあるであろう身長がより一層高くなり、横に並んでいた秋元をさんを少し見下ろす感じになっていた。さらに頭につけたバネの宇宙人の触覚みたいなものが、不思議な彼女の雰囲気をより一層際立たせていた。

またそこにはあの伝説のUst(ユースト)とも言われるGEISAI大学放課後討論会で見た美術手帳の編集長さんもいて、秋元さん、梅佳代さんを取り巻いて、大名行列的練り歩きが開始された。周囲の人に聞いてみると、来月号の美術手帳掲載記事の取材だという。折角の機会なので、コバンザメ的にその行列に張り付いて、美術手帳より早い段階でこの状況を紹介しようと目論む。「ウメップ」ちらし

安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE?」などを梅佳代さんの友人が歌うカラオケがBGMとなった場内を、紺のワンピースを着た梅佳代さんが先導役となって行列を導いていく。その中で秋元さんに自作を紹介していく梅佳代さんの雰囲気は、どこか椎名林檎さんのような独特のスタンスで表現を行っている女性アーティストに通じるものがあり、今輝いている人が持つ華やかさと相まってちょっと近寄り難い。

しかし同時に彼女が話す「石川弁」や、周囲に漂わせている「ふざけるって最高だよね」的な感じが、親密感というか普通感も作り出し、近づき難くもありながら、引き寄せられずにいられない不思議な磁場を作り出している。カメラマンの依頼に応え、撮影に応じる梅佳代さんは、彼女がよく見せる「お化けのポーズ」や脱力の「両手ピース」で依頼に応え、そのテンションに秋元さんまでも巻き込んでいた。

二人の会話は、梅佳代さんが今年の5月から会期中の現在まで毎日撮っている写真が張られたのボードを見ながら、「じゃあこれが彼氏でしょ」とか、秋元さんのライトなおやじ的居酒屋からみ系の話が多かったので、途中から展示の方に集中し、ほとんど覚えてはいないのだけど、興味のある方は来月号の美術手帳の記事になるそうなので、それを読んでください。美術手帳

そんなこんなで取材が終わり、非常口へと消えていった梅佳代さんは、会場から一歩外に出ると速攻、頭の宇宙人の触覚を外していた様子から見ると、実はもっとドライで複雑な内面を持った人なのかも、という気がした。作品的にも「神がかったユニークな写真を撮る人」というような認知の仕方をされているけれど、子供を撮った写真の幾つかは、彼らの圧倒的幸福感をノンフィルターで切り取っていて、只者ではないと思った。

それに会場にいる人々がこんなに楽しそうにしている展覧会も初めてだった。次にどんなユニークな写真が来るかを期待しながら、思わず吹き出してしまうような写真に出会う。そこには和やかな雰囲気が満ちていて、純粋に人っていな、世界って面白いなという思いが湧き上がってくる。そしてそれはきっと、梅佳代さんが最も人々に伝えたいことなのだろう。うめめ

本当は誰の見る世界にも、面白いことやユニークなことが数えきれないほど起こっていて、ただ多くの人はその「シャッターチャンス祭り」に気づくことができないだけなのかもしれない。梅佳代さんがその「チャッターチャンス祭り」を逃さないのは、人生の一瞬が掛け替えのないものであることを知り、その一瞬を大切にしたいという切実な思いがあるからこそ、このような「神がかった」写真が撮れるのだと思う。

■日時:2010年8月7日(土)~22日(日) 11:00~21:00 ※日曜は20:00まで
■場所:表参道ヒルズ スペース オー(本館B3F)
一般300円/大中高生200円/小学生以下無料
※表参道ヒルズの当日レシートご提示で、一般300円⇒200円でご入場いただけます。
ちなみにこの展覧会は10月に大阪に巡回します。
梅佳代写真展「ウメップ:シャッターチャンス祭りinうめかよFIVE」
日程:2010年10月2日(土)から15日(金)
場所:大阪HEP HALL

「梅佳代写真展「ウメップ」 シャッターチャンス祭り in うめかよひるず」の情報も紹介された表参道ヒルズのイベントページ
梅佳代写真展「ウメップ:シャッターチャンス祭りinうめかよFIVE」のウェブサイト
ウィキペディア 梅佳代
ウィキペディア 秋元康
ウィキペディア コバンザメ
ウィキペディア 安室奈美恵
アマゾン 梅佳代『ウメップ』
アマゾン 梅佳代『じいちゃんさま』
アマゾン 梅佳代『うめめ』
アマゾン 梅佳代さんとは関係ない篠山紀信さんが特集された『美術手帖 2009年 04月号』


【関連記事】
「かなり残念なイベント」~文化庁メディア芸術祭京都展・宮本茂さんと養老孟司さん講演を聴いて~
「忍び寄る悪夢」~兵庫県立美術館コレクション展・束芋『dolefullhouse』(ドールフルハウス)を観て~
「幾つもの架け橋」~「京都芸術」トークイベント第二部「京都でアートを見せること」を聴いて~
GEISAI大学討論会での黒瀬陽平さんのヘタレ受けの見事さ
「スーパーリアルな革命」~「京都芸術」に関連したKyoto家Galleryを巡って~
0000(オーフォー)の現在(いま)~0000が関連した3つの「京都芸術」イベントを観て~
『アートが創る熱い夏』~瀬戸内国際芸術祭2010「直島」を巡って~その1
「ありふれたものの凄さ」~建築家・藤森照信さんの「土と建築」講演を聴いて~
「光の中の少女たち」~京都国際マンガミュージアム『村田蓮爾展』とライブペインティングイベントを観て~
京都ボスキャラの集い~京都藝術オープニング「SANDWICH(名和晃平さんのスタジオ)×仔羊同好会イベント」に参加して~
「確かに面白くはあったのだけれど…」メイドラウンジin台湾~「カオスラウンジ・オープニングイベント」ニコニコ生放送を観て~
超個人的「ワンダーフェスティバル(ワンフェス、WF)」2010夏、体験レポートその1「開戦前場内」
「孫正義にみる言葉の力」~ソフトバンクアカデミア開校式『孫の2乗の兵法』Ust(ユースト)を聴いて~
ムーブメントを生み出すために~メディア芸術フォーラム大阪・シンポジウムに参加して~
『海洋堂前史』~京都国際マンガミュージアム・フィギュアの系譜展を観て前編~
カオス(ラウンジ)世代のリアリティー~くまおり純の場合~
「萌え+ドーパミン=最強」BOME×村上隆トークショーを聴いて
カオスラウンジの意味
極めて葬送的な『ハートキャッチ!かおすら!』ユーストを見て
『死なないための葬送』としての『はめつら!』
カオスラウンジの何が凄いのか~関西初上陸、『かおすら!』展を見て~
凄すぎる!村上隆さんの本気in台湾
超解釈!『ネットワーク時代のクリエイティヴィティ「神話が考える」をめぐって福嶋亮大×浅田彰』
凄かった!京都造形大『FRESH MEETING!(フレッシュ ミーテング)』
会田誠さんのジレンマ、そして可能性
カオスラウンジで注目の黒瀬陽平さんが投げ掛けた問い
エヴァ的に解釈するGEISAI大学放課後討論会
超簡略!私的見解込み「孫正義 vs 佐々木俊尚 徹底討論 『光の道は必要か?』」 
ユーストリーム(Ustream)配信失敗の教訓
先入観を捨てて読め!高城剛『ヤバいぜっ!デジタル日本』
デジタル技術の進化における模倣や複製の可能性
スポンサーサイト
関連エントリー
この記事をクリップ!Yahoo!ブックマークに登録
BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマークはてなブックマーク - 「遭遇、梅佳代さん」~梅佳代写真展「ウメップ」シャッターチャンス祭りinうめかよひるずを観て ~
関連エントリー
関連エントリー

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

プロフィール

阿部和璧

Author:阿部和璧
現代アートを中心とした美術関係について書くライターをやっています。2011年8月より東京に拠点を移し、現在は都内の地域アートプロジェクトのリサーチの仕事などをさせていただいてます。世の中にある凄いもの、面白いものに興味があり、そんなものたちについてみなさんと話し合ってみたいと思います。
連絡先はメールabekaheki@gmail.com
またはお問合せtwitterまで。

全記事表示リンク
全ての記事へのリンク(ジャンル別)

全ての記事を表示する

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
ユーザータグ

京都 歴史 アニメ 映画 秀作 動画 日本 美術 洋画 古典 講演 現代美術 傑作 ギャラリー  YouTube 舞台 京大 建築 江戸時代 探求 イベント マンガ 庭園 大阪 寺社 寺院 物理 宇宙 アート 監督 紅葉 美術展 ラブストーリー 奈良 国宝 ノンフィクション グルメ フランス 見学 時代劇 アクション 音楽 ドキュメンタリー  タイトル 世界  歌舞伎 押井守 仏像 攻殻機動隊  涼宮ハルヒ I.G 神山健治 くせになる 悲劇 博物館 鎌倉時代 東京 Production Youtube 解説 戯曲 魔術 リアル 詩情  前衛 広島 芸術 化物語  戦争 菩薩 お寺 離宮 仙人 茶室 医療 西洋美術 個展 香港 デザイン 皇室 絵画 邦画 テレビ 枕草子 漢詩 闘病 原作 宮崎駿 旅行 長谷川等伯 IG シェイクスピア 講演会 滋賀 トークショー 狩野探幽 海外文学 出会い 洋楽 日本画  祭り 荒唐無稽 中国 ジャンル   ニコニコ 二次制作 報告 肖像画 和歌 探求京大 思想 ヨーロッパ 印象派 ゲーム 手塚治虫 笑い 

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
フリーエリア
FC2 Blog Ranking 人気ブログランキングへブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。