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凄い動画8 『YOKOSO!JAPAN動画』

 サイトの新たな機能(RSSやブックマーク)の追加で更新ができていなかったこのブログ。しかしこの動画を見ていたら、無性に旅がしたくなった。さあ、台風が通り過ぎた週末には各地に秋を探しに行こう。
じゃぱん
学生時代から住む京都の街。そして日本各地の美しい風景が映されたこの動画。少し前から日本に外国人観光客を呼び込もうと始められたビジット・ジャパン・キャンペーン。その一環として作られたこの動画。一切の言葉をはぶいた映像と音楽だけで構成された作りだが、四季の風景や人々の姿は、日本に住む者にとっても美しい。

しっとりとした風情や、花鳥風月といったこの国の人々の中にに綿々と続いて来た自然と情感が一つとなった世界。日々の忙しさの中で忘れてしまいがちなその美しさを再確認させてくれる映像美。春や秋の花や木々に思う儚さ。人々の動きや音の中に残る余韻。そういった日頃の生活の中にひっそりと佇む美しさをこの映像は教えてくれる。

多くの人々が生きて、様々な歴史や文化を生み出してきたこの世界。その一つのありようが、日本という自然豊かな環境で独自の発達を遂げて今の私たちがある。一つの花の花びらに、燃えるような紅葉の一枝にそんな思いを感じることができるのも、過去を生きた人々の美意識が私たちの中にあるからだ。



YouTube YOKOSO!JAPAN動画
ウィキペディア ビジット・ジャパン・キャンペーン

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テーマ : 動画 - ジャンル : コンピュータ

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Tag : 京都 歴史 日本 動画 Youtube

考察3 『今なぜアニメなのか』

 先日、京都で行われた『HISTORICA-越境するサムライ-』という時代劇のクロスメディアについてのイベント。その中で最も刺激的だったのが、アニメ『十兵衛ちゃん』と白黒の時代劇『十兵衛暗殺剣』を同時上映する企画。その二つの作品を見比べると、「今なぜアニメなのか」という問いに対する答えが見えてくる。
自由
村上隆さんの「スーパーフラット論」以降、マンガやアニメといったサブカルチャーが世界的に認められてきた現在、一体何がその背景にあるのかを個人的に考えていた。そして今回、アニメと時代劇の同時上映から見えてきたものは、スピード感というキーワードだった。

インターネットが急速に発達し、世界中の情報を一瞬にして得ることができる現在、日本のアニメ作品がそのネットワークを通じて世界中に広まっている。そのスピードはこれまで海外のテレビ局などを通じて放映されてきたものとは段違いで、日本で放映された翌日には字幕付の動画を見ることができる。

そんな時代の意識は、確実にこれまでの意識に変革をもたらす。その最たるものが物理的スピードに対する変化。これまで私たちは様々な手段によって、より早くより便利に生活できるよう文明を発達させてきた。その中で生み出された飛行機やテレビが、意識の中の世界を確実に小さなものとしてきた。
柳生
しかし、物理的身体を持つ意識は、その速度や移動に限界がある。それは白黒の時代劇『十兵衛暗殺剣』を見ても分かる。幾ら素晴らしい編集をしたとしても、実写映像には、物理的な人間の動きという限界があり、それを越えた動きはできない。

しかし、仮想空間に二次元情報として成立したアニメならば、物理的、現実的制約を受けることはほとんどない。それはちょうど、インターネット上で行き交う意識と似て、時間や空間にしばられることなく、自由にその仮想空間内を動き回ることができる。

アニメ『十兵衛ちゃん』の主人公も、巨大な氷河上での殺陣など、物理的制約にとらわれないスピード感で見るものを魅了する。物理的身体を持たない主人公の動きはスピーディ-で、実写映像に感じる物理的限界や動きの緩慢さを感じさせることはない。

インターネットで瞬時に情報を検索し、パソコンの立ち上がり時間にさえ遅さを感じるようになった現代。そんな私たちの速度に対する意識は、物理的制約を受けないアニメ世界の意識と感覚的に近い。そしてその感覚的近さが全世界にアニメが広がっている理由の1つだと思う。

(逆に実写の優れた点というものも今回の企画で見てきた。それは暴力や流血シーン、物理的重さを持った存在が対峙する緊張感といった点。痛みや恐怖などリアルがものを言うシーンではアニメは実写にはかなわない)

ウィキペディア 村上隆
ウィキペディア スーパーフラット
ウィキペディア 十兵衛ちゃん
ウィキペディア 十兵衛暗殺剣

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テーマ : 映像・アニメーション - ジャンル : 学問・文化・芸術

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Tag : アニメ 映画 日本 時代劇 マンガ 世界 京都

考察2 『戦隊モノの起源』

 三池崇史監督や押井守監督のセミナーが行われた『HISTORICA-越境するサムライ-』のセミナーで『私立探偵浜マイク』シリーズを制作された林海象監督の発言で面白いものがあったので、それについて考えてみたい。
パワーレンジャー林監督は、文化庁の海外研修制度でアメリカに行かれた際に、滞在を伸ばすために当時、アメリカでリメークれた戦隊モノ『パワーレンジャー』の監督を引き受けられたという。そして実際に監督してみて驚いたことは、「アメリカ人の役者には、戦闘シーンで日本人のように見得(みえ)が切れない」ことだった。

またそれによって気づいたのは「戦隊アクションもチャンバラであり、日本文化に根ざしている」ということだった。その結果、リメーク版は実写部分はアメリカ人で撮影し、戦闘シーンは日本版を再利用したものになったいう。月光仮面

セミナーではその話がそれ以上話されることはなかったが、そう考えて戦隊モノの歴史を掘り下げていくと、戦後の『月光仮面』、さらにその元となった大佛次郎の時代小説『鞍馬天狗』といった変身ヒーローの起源は、歌舞伎や能といった伝統芸能に行き着くのではないか。

特に能は仮面をつけて自分ではない存在に成り代わる点。さらに能の演目にも『鞍馬天狗』という作品があることから見ても、これまで言われてきたヒーローが仮面をつけて戦う理由とは別の、自分でない存在になりきるために仮面をつけるという伝統芸能の流れを受け継いでいる可能性も出てくる。

また「戦隊モノもチャンバラである」という指摘は、仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズの制作が時代劇を得意とした東映であること。さらに勧善懲悪という展開も時代劇を踏襲している点から見ても正しいだろう。

もし、戦隊モノの起源が5世紀頃、大陸からもたらされた雅楽や散楽(軽業や手品や曲芸で能の起源)までさかのぼれるとするれば、私たちの中に流れる戦隊モノに通じる歴史は、優に1500年を越えることになる。

さらに戦隊モノだけでなく、ロボットアニメやゲームの戦闘シーンまで含めると、一体どれだけの時代劇の流れを汲む作品が現在まで作り続けられてきたかは数えることも困難だろう。大河ドラマからゲームの戦闘シーンまで、なぜこれほどまで時代劇の流れを汲む作品が日本で作られ続けているのかという問題は日本人の精神性を考える上で重要なことのように思える。

ウィキペディア スーパー戦隊シリーズ
ウィキペディア 月光仮面
ウィキペディア 鞍馬天狗(小説)

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テーマ : アート - ジャンル : 学問・文化・芸術

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Tag : 監督 京都 アクション イベント 日本 歌舞伎 ゲーム 歴史

凄い動画7 『小山登美夫「クールジャパンの行方」』

 この人が村上隆や奈良美智を世に送り出した人だとは知らなかった。ただで言っている言葉の中に、ひどく真っ当な批判精神と、美術に対する深い愛情があった。たった10分の映像にそんな思いを凝縮できるこの人を凄いと思った。
小山登美夫美術に対する愛情なら、そこらの人には負けないと自負している。しかし現代美術は、村上隆さんまでしか美術史的理解ができていない。その先に広がったまだ海のものとも山のものともつかない世代の美術については、好き嫌いはあるが正確な評価をできないでいる。

小山登美夫ギャラリーを運営する小山さんは、村上さんや奈良さんがまだ海のものとも山のものともつかなかった時代に、彼らの作品を紹介してきた、言わば現代美術の「目利き」だ。そんな彼が語る「クールジャパンの行方」は、自身の見る目を養う必要性を説く。

他人の意見に頼ることなく、自身の目や価値観で物事を見極める。そんな経験の積み重ねが過去の歴史や価値を理解し、その先に新しい価値観を作り出す。それは決して美術分野に限ったことでなく、我々一人ひとりが達成しなければならない課題である。未来をより良いものにするためには必要不可欠なスキルなのだ。


(写真は小山さんの著書『現代アートビジネス 』)
YouTube 視点・論点『クールジャパンの行方』
蜷川実花×ギャラリータグボート・小山登美夫プロフィール
アマゾン 『現代アートビジネス 』(アスキー新書 61)

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テーマ : 動画 - ジャンル : コンピュータ

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Tag : 日本 美術 アート 現代美術 京都 YouTube ギャラリー

凄い本18 櫻井孝昌『アニメ文化外交』

 旅先でイタリア人と『うる星やつら』の話で盛り上がったり、飯田橋のユースホステルに滞在しているアメリカ人に秋葉原の凄さを教えてもらったりといった個人的な体験からは見えてこない、日本のアニメの海外での受容度を世界的視野で理解できる良書。日本で作られたアニメに対する国境を越えた愛情に製作者でもないのに喜びを感じてしまう。
アニメ文化外交
以前、日本語を勉強し始めたばかりの外国人の子供に日本語を教えていたことがあった。一人っ子のその子は随分我がままな子供だったけれど、教材として使った『カリオストロの城』や『天空の城ラピュタ』を見ている時は、必死になって日本語を聞き取ろうとしていた。その時感じたことは良質なソフトというものは言語や年齢を越えて伝わるものだということだった。

少し前から秋葉原を訪れる外国人のニュースや、動画サイトにあるアニメの外国語の字幕などで世界的に日本のアニメファンが増えていることは理解していた。しかしこの本で語られている東南アジアや中東といった国、さらに欧米の各国で日本のアニメがこれほど受け入れられているとは思ってもいなかった。

外務省などの支援で海外でアニメ関連の講演を行ってきた著者が、世界における日本のアニメの現状を各国のアニメファンとの交流をもとにして書き上げた本書。世界中にいるアニメファンたちの熱狂的な思いが伝わってくる。しかし同時に有益なコンテンツと認めるられた今でさえも、一段低い存在としてしか扱わない国内の感覚とのギャップにも思い至る。

『アニメ文化外交』という難しそうなタイトルはついているが、中身は日本のアニメを愛する人々がいかに世界に溢れているかという声を集めたもの。そしてそのアニメを糸口に日本と海外との文化交流を積極的に行うべきだと提案する本書。それは外から見た自身の姿に気づかないことが多い日本人にとって何よりも重要なことであり、世界の動きに取り残されないためにもアニメという視点と通して日本や世界の今を認識する有効な書物となっている。

アマゾン 『アニメ文化外交』 (ちくま新書)

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Tag : アニメ 世界 日本

プロフィール

阿部和璧

Author:阿部和璧
現代アートを中心とした美術関係について書くライターをやっています。2011年8月より東京に拠点を移し、現在は都内の地域アートプロジェクトのリサーチの仕事などをさせていただいてます。世の中にある凄いもの、面白いものに興味があり、そんなものたちについてみなさんと話し合ってみたいと思います。
連絡先はメールabekaheki@gmail.com
またはお問合せtwitterまで。

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