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凄い京都22 秋の静けさが魅力!『海住山寺』

 毎年春と秋に行われる京都非公開文化財特別公開。場所によっては値段の価値がないものもあるこの公開。今回初参加となり、奈良との県境まで行かなければならない海住山寺。しかし、周辺の岩船時や浄瑠璃寺、または一休寺や観音寺などと合わせて行くならば、その価値は絶対あると思う。
海住山寺海住山寺のある木津の周辺には、のどかな自然に包まれてひっそりと佇む寺が多い。中でも海住山寺は木津川を見下ろす高台にあって、穏やかな雰囲気を持っている。寺伝によれば天平七年(735)、大盧舎那仏造営を決意した聖武天皇が、工事の無事や平安を祈って良弁僧正に創建させたことに始まるこの寺院。最盛期には58もの塔頭を持っていたが、秀吉の時代に経済的基盤を失ったことで寺領は縮小。

しかし現在でも1万坪の広さを持つ境内には、建保二年(1214)に後鳥羽院から貰い受けた仏舎利を収めるため建てられた五重塔(国宝)や本堂、本坊、文殊堂などが現存。今回の目玉である五重塔内陣の開帳をはじめとする多くの文化財が見学できる。数年前、秋の晴れた日に訪れたこの寺は、ひっそりとして人影もなく、対応の方が丁寧な説明で文化財を紹介してくれた。

飛び抜けて凄いものがあるという訳ではないが、一つ一つの寺宝や建物、そして境内全域に感じられる上品な静けさがこの寺の魅力。秋のこの時期、多くの人で溢れる京都や奈良の観光地ではなく、あえて街から離れたこのような寺院で静けさを感じてみるのも良いと思う。
(写真は国宝・五重塔)
海住山寺ウェブサイト
海住山寺ウェブサイト周辺案内・南山城古寺探訪
ウィキペディア 海住山寺

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Tag : 京都 奈良 寺院

凄いニュース3 『開催近づく!大徳寺曝涼展』

 これまで何度も行きたいと望みながら、諸事情により行くことがでなかったものがある。そんな一つで今年はぜひ行きたいと考えているのが大徳寺曝涼展。名刹・大徳寺が所蔵する宝物を一挙公開する行事と聞けば、興味をそそられる人も多いだろう。
金毛閣個人的に京都の寺院の中で最も格式が高く、みどころが多い寺の一つが大徳寺(21の塔頭を含む)。そこにある様々な宝物が年に一度、一日だけ公開されるのが大徳寺曝涼展。

以前から行きたいと思っていたが、雨にたたられたり(宝物に虫やカビがつかないように虫干しするが目的なので雨天は中止)や、どうしても外せない用事があったりで、まだ訪れてはいない。しかしその凄さは以前から聞いている。

13世紀後半の中国の画家で、長谷川等伯もその技法に学んだという牧谿(もっけい)の水墨画や狩野派の天才・探幽の襖絵が、手に触れられる距離で鑑賞できるめったにないチャンス。今年の開催日年、10月11日にはせひ大徳寺本坊に足を運びたい。

ちなみにこの日は大徳寺の塔頭で、隠れた紅葉の名所としても知られる高桐院でも曝涼展が開催される。みどころの多い塔頭だけにこちらも期待できる。料金は本坊の曝涼展が1300円、高桐院が500円。また11月3、4日には妙心寺でも曝涼展が行われる。こちらにも興味がある方は大徳寺曝涼展と共に『e京都ねっと・秋の特別拝観』などで確認を。料金1000円。
(写真は大徳寺金毛閣)
ウィキペディア 大徳寺
京都市観光情報システム 大徳寺
『e京都ねっと・秋の特別拝観』

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Tag : 京都 寺院 紅葉 長谷川等伯 狩野探幽

凄い絵画10 中村岳陵『四天王寺金堂障壁画「仏伝図」』

 歴史的文化財を訪ねて行った四天王寺。大阪大空襲で残っていた建物のほどんどが焼失した境内には、歴史的建造物は残っていなかった。しかし再建された金堂の壁面には、釈迦の一生を美しく描いたこの障壁画があった。
中村岳陵堂内に障壁画があることも、中村岳陵という画家の名前も知らなかった。だから障壁画を見た時の衝撃は大きかった。穏やかな色彩と筆使いで描かれた釈迦や摩耶夫人の姿は、あくまで美しく現代的。70代に手の届こうとする作者が描いたものだとは信じられなかった。

また登場する女性たちの姿には、寺院の障壁画としては行き過ぎに思えるほどの艶やかさがあり、その美しい姿や眼差しが見る者を魅了する。昨年、横浜美術館で行われた回顧展を見逃しただけに作者の全体像は理解していないが、この作品が代表作であることは間違いない。

御札のような経木(きょうぎ)に亡くなった人の戒名を書いて亀井堂の水盤に沈める風習や放生会の名残が残る亀ノ池など古い信仰の形が残る四天王寺。日本最古の官立寺院の金堂に、釈迦の一生を描いた素晴らしい障壁画があることをもっと多くに人に知って欲しい。
(写真は障壁画にも描かれた摩耶夫人)
ウィキペディア 中村岳陵
ウィキペディア 四天王寺

テーマ : 絵画・美術 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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Tag : 美術 歴史 日本画 寺院

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阿部和璧

Author:阿部和璧
現代アートを中心とした美術関係について書くライターをやっています。2011年8月より東京に拠点を移し、現在は都内の地域アートプロジェクトのリサーチの仕事などをさせていただいてます。世の中にある凄いもの、面白いものに興味があり、そんなものたちについてみなさんと話し合ってみたいと思います。
連絡先はメールabekaheki@gmail.com
またはお問合せtwitterまで。

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